余ったクリスタの使い道
スクエニアカウントで余ってしまっていたCrista(クリスタ)というポイント。
もやは消費されることがなくなったこのポイントについて、何か使えないかなと調べたら、なんとSteamのゲーム購入用として使える場合があるらしい。
対応ゲームを調べたら、FFのピクセルリマスターが入っていた。
ちょっと気になっていたので、一番好きなFFであるFF3を購入。
毎日寝る前に1時間ほどたしなんでみました。
音楽について
ゲームのリメイクで、どしても一番気になってしまうところです。
そもそもファミコンの音源から現代のプレイ環境へ移植する時点で、まったく同じように移植することは不可能。
そうは言っても、あまりにも自分たちが思い描いてたフィーリングと異なるアレンジをされてしまうと、どっちらけてしまうのも事実。要は、自分に合ったアレンジがされているかどうか。
以下、感想です。
プレリュード
昔のままのプレリュードよし。それでいいんや。
悠久の風
及第点。余計なアレンジとか酷さとかは特に感じず、押しつけがましい何かも感じなかったので、そんなに抵抗なく受け入れられました。
ダンジョン全般
どの音楽も、そのダンジョンに沿ったアレンジをしているように思われ、聞き始め部分は悪くないなあ、いや良いな、と思いましたが、問題は旋律や構成をアレンジしてしまっているような部分。
例としてはクリスタルのある洞窟の後半部分とか。
アレンジで旋律を変えられてしまうと「これは違う」と感じてしまう人間なので、音楽として正しくても、ファミコンのFF3とは別物に感じられてしまい、ファミコンの音源に変えてしまうことがありました。
ただの老害かもしれません。
バトル1
ロック調になっています。
人によっては受け入れられないらしいのですが、私のイメージにはぴったりなのでこれは大絶賛。
余計な旋律改変もなさそうなのでGooでした。
バトル2
FF3といえば、このボス戦の音楽。なんですが……
出だしの部分がファァン、て感じで柔らかく感じてしまい、ファミコンの時のツテテテテレテテテレテテテテーテの硬さがなくなってしまっていて、そこは残念。
あと、サビ部分?はもっとはっきり旋律を目立たせてくれるようなアレンジのほうが良かったかな。
とはいえ、最悪のアレンジ!とかそういうのではなく、十分プレイ可能。
オープニングテーマ
多分悪くないんですが……
演出が大幅に改悪されてしまったせいで、音楽が入ってきませんでした。
サウンドプレイヤーで改めて聞くととてもいい曲に思えるので、演出改悪がすべてを台無しにしているといえるでしょう。
故郷の街ウル
導入アレンジも含め、嫌いではないです。
ちょっとだけ、旋律の音色はこれ正解かなあ?と疑問符が残るところはあるけれど。
多分、ビブラートが気にくわないんだと思います。
トーザス
楽し気で好き!良アレンジ。
古代人の村
もとのFF3で最高に好きな音楽。これは私的に好きなアレンジ。
しかし、ファミコン音源の時点で完成されすぎているので、私の中でそれを超えるアレンジは出てこないと思われます。
ハインの城
これは雰囲気に合ったよいアレンジに思われます。
水の巫女エリア
旋律改変がどうこう言っているくせに、この曲の導入部分の追加はめっちゃ気に入っています。
けっきょく、自分が気に入ったか気に入らなかっただけじゃねーかという。
コーラスみたいに聞こえる音色も好き。
果てしなき大海原
初めのほうはしっとりしていて好き。
旋律もそこまで変わっていないけど、後半のストリングスか?ちょっと別の音のほうが好きかな……
アルムの街
ファミコン版でも感じた、もの悲しさがよく出ていて悪くないアレンジと思われます。
ドーガとウネの館
もとのFF3で最高に好きな音楽その2。
なんだけど、後半の旋律に合わせたアレンジ部分はちょっと邪魔に感じてしまいます。
まあそのまんまで出せないんだろうけど、どうしても老害の自分があまたをもたげ始めてしまいます。
ノアのリュート
リュートっぽくてよい。これはよい。
ウネの体操
イメージ通り。よき。
巨大戦艦インビンシブル
なんか違う。何がと言われると明確な言語化ができないのだが、これではない感がすごい。
ちょっと残念です。
エウレカ
うん、まあ、いいんじゃないかな……ただなあ……
DSの時も思ったけど、壮大にしたいのか、どうしてもオーケストラ風になってしまうのがモヤモヤします。
ファミコンでやっていたイメージだと、オーケストラではなく、もっとキンキンしている『異質』な何かを感じました。
全然ジャンル違うけど、メガテン3寄りの音とかで作ってみてほしいなとか思います。それも違うか。拒否しておきながら、正解はわかりません。
クリスタルタワー
前半はしっとりしていて好き。後半はちょっと合わない。できればずっとしっとりの音楽が良かった。個人の好みかな。
エンディング
演出の改悪のせいであまり覚えていません。
サウンドプレイヤーで聞き直してみたら、悪くない感じなので、ちゃんとファミコンのエンディングを再現しててくれればと、とても残念に思います。
よかったところ
- DSみたいに勝手に主人公変えてない
- 魔法の演出が一部かっこいい
- 経験値倍率やエンカウント率、ダッシュ有無が自由に操作可能
- 気になるようなセリフの改変が少ない
DSみたいに勝手に主人公変えてない
あれは嫌でした。ああなってしまうとFF3のような何か、になってしまいます。
(ああならなくて)よかった、という箇所。
魔法の演出が一部かっこいい
ブリザガとか、使って気持ちいい演出。敵側の津波とかもかっこいい。
ホーリーとか微妙なのもあるけど、まあもともとカッコよくなかったしいいか。
経験値倍率やエンカウント率、ダッシュ有無が自由に操作可能
時間がない現代人にとってはありがたい措置。それでいてモンスター図鑑など、やりこむ人にとってはエンカウントは重要な要素になるため、人によって好きな楽しみ方が可能。
気になるようなセリフの改変が少ない
ぶっちゃけ余計だな、というセリフの追加はちょいちょいありますが、説明が不足していた部分に、今どきに合わせて追加した程度なので許容範囲でした。
ダメなところ(だいたい皆言っている)
- オープニング改悪
- バハムートが動かない
- インビンシブルの上下がなめらかではない
- エンディング改悪
オープニング改悪
初めのクリスタルに話しかけた後、クリスタルの輝きとともにメインテーマが流れ、スタッフロール
この感動的な演出をすべて消してくれましたね……
この判断を下した方はどれだけセンスがないのでしょう。
バハムートが動かない
ファミコン版でさえあれだけ派手にフィールド上を動いたバハムートが、今回はただ
ゆっくり↓
ゆっくり↑
ダサすぎでしょう。
インビンシブルの上下がなめらかではない
バグかと思うくらい、インビンシブルで山越えするときに画面がガクガクになります。なぜ?
ファミコンでもあれだけ滑らかに処理していたのに、一体どんなプログラミングしているのでしょう。
エンディング改悪
ファミコン版になかった余計な謝辞をいれたり、光が輝く演出を省いたり、ほんとこれでいいと思った開発スタッフはどんな腐ったセンスしてらっしゃるのでしょう。
総評
まともなリメイクがなかなかされず、やっと来たと思ったピクセルリマスターだが、やはり100点は難しいようですね。
なんで余計なことするんだろなあ。どうしても自分たちが作った爪痕を残したいのかなあ。
でも一部の魔法エフェクトはホント好き。
とりあえず、現時点でのFF3リメイクでは一番マシかな。2周はしないけど。
ファミコン版のFF3がやりたくなってしまいました。
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