偽物?ビックリマン

ビックリマン

エラー的なレアなやつ

ビックリマンには、印刷所が間違っちゃった的なエラーシールがあります。

もちろんそれらはレアなので、今オークションで買おうとすると目玉が飛び出るレベルの額になってたりします。もうほんとアホかと。

たとえば、セントフェニックスやヘッドロココの逆扇。例えば、八聖オロチの縦流れ。
きれいなレア物は、数万は下りません。

しかし……

それだけ高い額でやり取りされているエラーシールですが、ぱっと見でバレないくらいのものであれば、作ろうと思えば作れてしまうのです。

なので、果たしてネットオークションとかで高額で買う価値が本当にあるのか、老婆心ながら心配になってしまいます。

それは本当に本物かえ?買って後悔はしないかえ?

なぜ偽物が簡単に作れる、なんて言うのかってーと

私もできてしまいます。多分。作ったことないけど。

何いってだこいつと思われているでしょうが、こういうことです ↓↓↓

上記画像は、ためしに私がキッタナイヘッドロココの背景を除去し、扇のホロシールを重ねてみたヤツです。

元がキッタナイのでこれは人をだませるようなものに仕上げることはできないですが、原理的に可能であることはお分かりいただけるかと思います。

エラーじゃないそこそこきれいなシールのホロ部分を除去 → 新しくホロをエラー方向でくっつける

これを丁寧にできる人であれば、偽造なんて朝飯前かと。

ホロ部分を除去ってどうやるか、簡単です。酸で溶かせばいいんです。
シールをはがし、半日ほどサンポールにでも突っ込んでおけば、シール層やビニール部分を残してキレイさっぱり溶けてくれます。やる人は当然自己責任で。

後はニスなりレジンなり、自分の得意な方法でホロシールをくっつけ、取っておいた裏紙をはり戻せば偽物のいっちょ上がりです。
もちろん、とても細かい作業なので、器用さは必要になりますが。

私は分離まではよく遊びで作っており、Xに上げたりしていますが、プリズムを張り合わせて偽物を作ったことはないです。
以下、全部くっつけてはいないですが、裏をはがして遊んだ例です。

巷には、キッタナイシールをアイロンかラミネーターかでキレイなシールに戻せてしまう職人もいるらしいです。

万単位でエラーシールの売買などよくやるなあ、と心配になってしまうのも、理解してもらえるんじゃないでしょうか。

怖い世界ですね。

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