概要
離乳食での細かい洗い物が爆増したため、食洗器を導入しました。
実は私は渋っていた立場なのですが、相方さんの強い勧めにより購入。
ああ、なるほど、こんないいものだったのか……!と実感した次第でした。
食洗器のメリットとは
ズバリ、洗い物の時間を丸々、別のことをする時間に充てられる、という点に尽きると思います。
当たり前といえばあまりにも当たり前なのですが、ネットで見かけたデメリットばかり気になり、その当たり前の利点になかなか気づけませんでした。
そもそも、子育ては時間との闘い。
保湿に着替え、おむつ交換してご飯あげてお散歩に行って合間に洗濯しておむつ交換してご飯あげて……あっという間に一日が過ぎていきます。
そんな中での洗い物。たった数十分の洗い物かもしれませんが、ワンオペだとなかなか思い通りにできないことも多々あります。
さらに汚れがなかなか落ちなかったり固まってたり、うっかり周りを濡らしてしまったり。
手も汚れたり洗いすぎてガサガサになったりと、ストレスMAXでした。
それと比べて、とにかく使用した食器をセットして洗剤入れてボタンをピっとしておけば、あとは別のことができる。
この、「洗い物に気を取られなくて済む」という事実は、私の中では気づいていなかったとてつもなく大きなメリットでした。
減らせる家事はできるだけ減らしたいのが、子育て期間というものかと思います。
デメリットについて
デメリットとしては、以下の点があげられるかと思います。
- 洗い終わりまで時間がかかる
- 置き場所に圧迫される
- 予備洗いが必要な場合がある
- 食器をセットするのが面倒
- 食洗器に使えない食器がある
洗い終わりまで時間がかかる
うちで導入した食洗器では、汚れレベルを最低に設定しても、洗い終わりまで70分強かかります。
ええ、そんなにかかるの?意味なくない?と思いがちですが、ぶっちゃけ70分なんて、子供の世話を少ししていたら、あっという間に溶けていきます……。
それと、意外にこの70分の間に、別の洗い物が発生することは、少なくとも核家族の我が家ではほぼありませんでした。
以上のことから、うちではこの点は特に気になっていません。
置き場所に圧迫される
うちで導入した食洗器は、パナソニックの薄型、NP-TSK1です。
40cmほどのスペースがあれば配置できるという、とてつもない設置性能。
とはいえ、うちのシンク横に置くとなるとギリギリすぎて安定感0だったので、専用の置台も購入しました。
全く圧迫されないかと言われると、存在感はあります。
ただ、もともと水切り台を置いていた場所に配置したので、あまり気になりません。
そもそも洗い物の時間がかなり減ったので、シンクに立っている時間自体も減った、というのもあると思います。
水切り台はおけなくなったので、別途小さい水切り台を購入し、食洗器に入れられない小物などはそこで乾かしています。
食洗器にかけた食器は一応乾燥までしてくれるので、水切り台は必要ありません。
うちはキッチンが狭いので、追加した小さな水切り台が少しネックではありますが、調理スペースは確保できているので、ギリギリセーフかな、といったところです。
予備洗いが必要な場合がある
チーズ料理などの場合、固まってカチコチになっていると食洗器では洗いきれない場合があり、予備洗いが必要になることがあります。
ただ、今まで使った感触では、ほとんどの汚れは予備洗いが必要なく、かなりきれいに洗ってくれます。
私の中では「チーズ料理は予備洗い」くらいで、食べ残しは食洗器に入れる前に除去しますが、ほかはわりかしそのまま突っ込んでしまうことが多いです。
なので、予備洗いに時間がかかる、とは思ったことはありません。
食器をセットするのが面倒
慣れてしまうと、食器によって置く場所がほぼ決まってくるため、セットするスピードもどんどん速くなってきます。
手で洗うほうが全然面倒になっちゃいました。
食洗器に使えない食器がある
食洗器は高温のお湯で洗うため、デリケートな食器や熱に弱い食器は使用できません。
そうは言っても、すべての食器を買いなおすことはできないため、うちでは陶器や金属の食器・調理器具は割とそのまま使用、樹脂(プラスチック)系については食洗器対応のもののみ使用しています。
箸や汁物用のお椀などは買い換えました。
デメリットに関してはこんな感じでしょうか。
改めてかんがえてみると、導入費用がわりと掛かっているかもしれません。
これを高いとみるか安いとみるか、妥当とみるか。そんなところでしょうか。
設置までの手順
食洗器は水を使うので、当然ですが設置時には水道につなげる必要があります。
タンク式などもありますが、せっかく家事を減らしたいのに、いちいち水を補給しなければならない煩わしさを考えたら、水道につなげる方式一択かな、と思います。
NP-TSK1の場合、分岐水栓を購入し、シンクの水栓から水を分岐させます。
どの分岐水栓を購入すればいいかは、シンクの水栓の品番を使い、こちらのサイトから検索可能です。
ただ、うちの水栓は検索には出てこず、メールで問い合わせしたところ、「これを買えば大丈夫です」と分岐水栓の品番と、オプションパーツも必要とのことで、その品番も教えてくれました。
分岐水栓が届いたら、元栓を閉めてシンクの水栓に分岐水栓を取り付けます。
なんだか難しそうに思えましたが、説明書通りにやってみると、意外と簡単に取り付けられました。
あとは食洗器の説明書を見ながら、分岐水栓と食洗器の給水ホースをつなげます。
これで水道との結合完了です。
ただ、うちの場合はこれよりも、別のことで難儀しました。
電源がない
建売住宅だった我が家は、そもそもコンセントが非常に少なく、食洗器がつなげられるコンセントが存在しませんでした。
また、電子レンジと湯沸かし器と電気調理器具を同時に使うとブレーカーが落ちるなど、不便なこと甚だしかったため、いい機会だと思ってコンセントの増設工事を行いました。
食洗器よりもお金かかりました……が、調理器具が多すぎてタコ足配線になっている状態だったため、安全性も高められてよかったと思っています。
※ ほとんどの調理器具は、「タコ足はだめです」と書いてあります。
ちなみに食洗器配置後、食洗器~コンセントまでの電源の線が、シンクの直近の場所にむき出しに存在しているのが、見た目的にも衛生的にもよくないと思ったので、今はカバーをつけています。
こちらのカバー、1セットに結構な量のレールが入っているので、他にも使用可能です。
赤ちゃんがコンセントを引っ張ったりしにくいよう、1セット準備しておくのもありかなと。
ただし、付属のマスキングテープが弱いと評判なので、マスキングテープは別口でしっかりしたものを用意しておいた方がよいかとおもいます。
※ マスキングテープは、いつか剥がすときの為、レールを貼り付ける壁に貼っておくものです。永遠に剝がさない!という場合には不要です。
総括
食洗器=買う必要のない無駄な機械、と思っていましたが、大間違いであったことを身をもって思い知りました。
一人暮らしのころの私のように、洗い物がそこまで多くなく、洗い物の時間を減らしたいとは特に思っていない人にとっては、食洗器は無駄になるかと思います。
その感覚のままずっといたことが、私の間違いのもとでした。
必要に応じて、感覚をアップデートしていかなければなあ、などと思った次第です。
洗い物の時間がもったいない方がいれば、食洗器、お勧めです!
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